緘黙の支援者向け講演 角田圭子先生

11月11日(土)13:00~15:00開催

かんもくネットの角田圭子さんより、支援者の方々に向けた専門的なお話をしていただきます。

場面緘黙症状をもつ子どもへのアセスメントと支援  ~段階的エクスポージャー法を中心に~

場面緘黙や不安症に対してよく用いられる治療介入法は、段階的エクスポージャー法です。
不安が少ない場面(人・場所・活動)から、スモールステップで話せた経験を積んでいき、話せる場面を家庭から学校へと増やしていきます。
フェイドインやシェイピングなどの技法を用いて「不安な場面で発話を避ける行動のクセ」を少しずつ修正します。

ただ、この段階的エクスポージャーのスタートラインに立って階段を上るには「安心できる環境」や「自分を調整するスキル」が必要です。
例えば、家庭内外で何か辛いことがあったり、発話以外の困り事があったり、家庭でも発話が少なかったりする場合は、段階的エクスポージャー法をなかなかうまく進められないことがあります。
今回の講演では、段階的エクスポージャー法について具体的に説明し、学校における合理的配慮や支援、クラスでの理解の進め方、自己調整スキルを伸ばす方法などについて取り上げる予定です。

角田圭子さんプロフィール
かんもくネットhttps://www.kanmoku.org/ 代表(臨床心理士・公認心理師)。
小児科心理、スクール・カウンセラーとして勤務する。(かんもくネットは、場面緘黙児支援のための非営利の任意団体。2007年設立。講演会や研修会、書籍の監修、海外書籍の翻訳、研究活動など行う。NHKのEテレのハートネットTV・バリバラ出演)

支援者交流会

11月11日(土)18:00~20:00開催

支援者の方々が緘黙の支援について話して、
相談し合ったり、一緒に考えたり、情報共有したりできる場になればと思っています!

申込時点で質問を募集しますので、それらにも答えながら、
皆さんの支援に活かせる時間になれば…と思います。
実行委員の支援職も参加します!

また、 参加人数次第ですが、
保育士や教員、心理師、福祉関連、医師などなどの職種ごと
教育、医療、福祉などの領域ごとに
話す時間も設けたいと思っています!

みなさんの日頃の仕事に活かせるよう、一緒に考えましょう!